歯肉の出血、口臭、むずがゆい、歯がぐらつく、噛むと痛い…。
このような症状がでた時は、歯肉炎や歯周病の可能性があります。
歯肉炎は、歯肉のみが炎症を起こしている状態です。
歯周病は、歯肉および歯を支えている骨が溶けてしまっている状態です。
歯肉炎や歯周病の治療は、歯の周りの歯周組織を健全な状態にするが必要となります。
※1 … フロスで引っかかる詰め物(銀歯など)のこと。歯と歯の隙間に多い。
歯石はプラークが唾液と反応して石灰化したものです。
唾液の成分に個人差があり歯石のつきやすさは、人により異なります。
歯石は放置すると、歯肉炎や歯周病などの口腔内の疾患のほか、全身疾患(糖尿病、心疾患)の原因になることもあります。
歯肉縁より"上"の部分に付着した歯石。
白色または黄白色。歯肉の境目に沿って付着し、肉眼で確認できるため、比較的簡単に除去できます。
通常、上下2回に分けて取る
歯肉縁より"下"の部分に付着した歯石。
黒褐色で、とても硬い。歯面への固着力が強く、除去は非常に困難です。
歯石の量にもよるが、通常4〜6回程度に分けて取る。
従来の歯周外科(感染した歯周組織の除去)に加えて、
歯周組織の再生に効く薬などを用いる方法(エムドゲイン・人工骨など)。